246

誰にも頼りたくない

「学校には来させてくださいね」

「続けて休むと」

「癖付いちゃいますから」

 

死のうと決めた日に限って

 

あの子が好きだったキャラクター

たんぽぽの綿毛

薄汚れた水色

胃酸に塗れた便器の中で

見えた僕だけのユートピア

 

スコールのいちご味が売ってたの

スパークリングのロゼだなんて言って注いだら

きみは笑ってくれるかな

 

きみは