2023-01-13 走り書き 眠っているうちに首を絞めてくれと うつろに呟く芥川 捨てさせて ぐらり 眼窩を襲う目眩 (3秒) 赤い光に照らされる横顔 夕陽だって、サイレンだって なんだっていいよ 美しかった 僕のこと救おうとする人が嫌いだ なんで僕のこと救えると思っちゃったの 手を離したのは僕でした。 いつだって間違っていたのは僕だった。 作り上げたら壊したい すべてを捨てた破壊の美学 後ろ盾なんて一個もないから 差す後光が眩しいのだと 沈黙 (10秒) 名前も住所も失くした夜 雨が降って、霧がたちこめる 淡く滲んだ東京タワーが いつまでも忘れられないままで